ポルタティーフ・オルガン制作再開

2010/09/06の記録です。
講義やら、学校行事の工作やらで 7/2 から止まったままのオルガン制作ですが、そろそろ意地でも再開します。
でも今日も朝から、幹事をしている学会支部会の会計業務が夕方までかかり、かなりくたびれてきました。でもここで意地を出さないと再開できないっ。
この間のさまざまな工作でオルガンパイプはうずもれてしまっています。
20100906organ.jpg
とりあえず救出して、次の作業を確認します。まずは図面を描かねばならないことが判明。
20100906organ-illust.jpg
居室に戻って Illustrator で図面を描きます。手書きよりはるかにラクチン。これは「空気の通り道」であるカンツェレの位置を示す図面です。
教科書にしている雑誌「アントレ」の記事では、掲載されている図面をコピーして使うことになっていますが、今回はしくみを調べて新しく描いてみます。
描いてみてわかったことは、カンツェレの間隔は等間隔ではない、ことです。パイプ自体は等間隔に並べるのですが、カンツェレおよびそれを開閉するパレット、さらにそのパレットを開閉するため鍵盤により押される突きピン「ステッヒャー」は、鍵盤の中央に位置しなければならないために等間隔ではなく、微妙に間隔が異なっています。見慣れたピアノなどの鍵盤のレイアウトから算出すると、そうなるのですね。なかなか細かい芸を要求されます。
というわけで、18本パイプ用のたった1枚の図面描きにも結構な時間を要しました。コピペのできる Illustrator を駆使しても2時間40分ぐらい。遅くなったので今日はここまで。