オルガン制作:パイプ仕上げ・ケース制作開始

2011/03/08の記録です。
パイプの整音も一段落、調律も A=440 に揃えたので、外面仕上げを始めました。まず、各パイプの外側に組み立て時にできた段差を、手カンナで削って平らにします。
IMG_2404.jpg
1本ずつ取り外して、ケルンのフタを外し、カンナで削ります。これだけで、なんだか立派になったような気がします。やっぱり仕上げを丁寧にやることは大事です。
一方で、いよいよ3月になり、月末のアントレオルガン会が迫ってきました。このオルガンを飛行機の貨物室に載せなければなりません。いくら「ポルタティーフ」(=英語でポータブル) といっても、貨物室に預けるには丈夫なケースが必要です。というわけで、ケース作りに着手。
IMG_2405.jpg
まずは、充分な余裕をもって格納できる、四角いケースを発案。楽器を取り出すのに手を差し込む余裕も持たせたので、なんだか、ずいぶんデカイ。まあ、しょうがないよね…。今日は部材を切り出しました。大きい面積の切り出しはたいへんぢゃ。

オルガン制作:追加パイプ出来・試演録画

2011/03/02の記録です。
交換用の追加パイプ5本、できあがりました。
IMG_2400.jpg
さっそくテストと調整。その結果、短いパイプは 2 本とも合格でしたが、長いパイプは 3 本中 2 本不合格、1本やっと合格。現実は厳しい。
リップの高さも、度胸不足でやっぱりそんなに低くできませんでした。仮組して口で吹いて鳴らないと、やっぱりビビってしまいます。
オルガン作りの洋書によると、始めはあまり薄くなく、高くなく作り、鳴らなかったら少しずつ削って調整していくらしいのですが、これは今後の課題とします。
さて、さっそく追加パイプを投入して調整し、まあなんとか、全部のパイプがそこそこ鳴るようになりました。あたらしい追加パイプの鳴りが良すぎて音か大きすぎるものも出てしまいましたが、まあそれはとりあえずガマン(^^;)。
まだ調律をしていないので、パイプはすべて長めです。そのためピッチは A=415 ぐらいの低めです。
デジカメで試演の様子を録画して、YouTube に載せました。それは別記事にて紹介しています。