パイプオルガンワールド: ラスボス「紙送り機構」・風のデモ・荷造り

標津サイエンスフェアへの出発を明日に控え、いよいよラスボスとの戦いです。

パンチカードオルガンの「紙送り機構」です。

とはいっても、もう時間がないので、とりいそぎ、「ないよりはマシ」な試作の試作を作り上げます。

いままでの紙送り機構が木製で、摩擦も大きく精度も今ひとつだったので、今回はガチ本気でベアリングを仕込み 3D プリンタで作ります。ところがこれが大苦戦。IMG 9402

3Dプリンタでプリント。とっっても時間がかかります。

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紙巻き筒にも VU40 塩ビ管を使います。塩ビ管の円筒の中心に 6mm シャフトを取り付けるための部品。

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これのシャフトまわりの部分が積層方向にはがれやすく、左右2個のうち1個は、装着の作業中にそこからちぎれてしまいました(;_;)。あらかじめエポキシなどで固めておく必要がありそうです。

さらに、空転防止のためシャフトにネジを切って、各部品をビスで留めようとしたのですが、ステンレスを選んだために大苦戦。だいたいステンレスに M3 ネジを切ろう、というのが無謀でしたワ。

お約束通りに、タップがボキッ。抜けなくなりました。もう作り直すヒマはないので、折れたタップの先端が刺さったまま、その後を組み立てました(;_;)。

両端のベアリングを受ける部品です。コンパクトです。

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回すための「ハンドル」も 3D プリンタでつくりましたが、これも強度的に不安…。

そうこうしているうちに、学生 YKK が、宿題としてあった「ウインドチェストから吹き出す風を視覚化する仕掛け」を作ってきました。風で発泡スチロールの小玉が吹き上げられて踊る、というものです。

第一作はビニール袋によるものでしたが、形が丸いと小玉が風路から逃げてしまい、いまいち。円錐状にして小玉が常に風路に戻ってくるようにしたい。さて、どうやって?

見渡すと、たまたま買ってあった 0.5mm 厚の透明 PET 板があります。これだ。手で曲げられるし、はさみで切れる。

というわけで、まるまる YKK に渡して再度挑戦。ほどなくして、第二作を持ってきました。これです。

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これは、ばっちりうまくいきました。バチバチバチ。

動作の様子はこちらです。YouTube動画 → https://youtu.be/hO8AXjRPlBg

そんなこんなで、紙送り試作と、風のデモができあがりました。

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やっと、荷造りにかかれます。出発は明日です。

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かなりアクロバティックな収納をして、細かいものは折りたたみコンテナ 3 個になんとか収まりました。

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かなりの程度分解して収納するので、本番での設営・撤収が大変です。