2011/03/16の記録です。
塗装のためにはずしてある、ふいごですが、空気漏れの疑いが濃厚なので、最終取り付けの前にできる限り補修します。
あちこち貼り直すなど試しましたがあまり効果がなく、結局、たたら製鉄用足踏みふいごで使いまくった、ニトムズの防水気密テープに登場願いました。接着部分にぐるりと目張りしました。
押し板をつけて、机の上でふいごを開いて押してみると、空気漏れのようすが多少わかりやすくなります。ふいご部分のみを取り出してテストする、というわけです。防水気密テープの効果は甚大で、机の上で開いた形をより長く保つようになりました。さすが文明の利器。
さて、ふいごをとりつけて、いよいよ完成です!
楽器としての性能はまだまだですが、なんとか作り上げました。始めたのが 2010/02/17 ですから、1年と1ヶ月、かかったことになります。といっても、コンスタントに進められたわけではなく、大学教員稼業の合間(ホントに合間か??(^^;))ですから、夏休みなどにど〜っとやって、授業が始まると数ヶ月放置、という繰り返しでした。何ヶ月も放置した結果、パイプなどは日焼けしてしまい、長らく貼ってあった音名を書いた付箋紙のあとが、水着のあとのようについています…(^^;;)。
工作の内容についても、箱やテーブルや棚などを作っていただけではとても経験できないような、さまざまな材料や形を経験できました。そして機能。音が出る、ということ。これを実現できなければどんなに形だけつくってもダメ。これだから楽器作りはおもしろい。
さてさて、本体は一段落したので、あとはケースです。
ここ数日検討の結果、完全に四角い初代versionは、やっぱり巨大すぎて持ち運び不可能、と判断しました。設計変更です。
できるだけぴったりでコンパクトにし、四角い形にこだわらない。すなわち鍵盤部分が飛び出した形にする。ふいごも押しつけて最も小さくなった状態で収納する。
というわけで、材料をできるだけ再利用して、ケース2号version制作開始です。
今日はフレームの部分を作りました。この形でフタが開閉可能で、できる限りコンパクトにするには、底の部分に蝶番をつけるのが最適と判断。鍵盤部の出っ張りは、開閉時に中身とぶつからないように、すこし大きくしてあります。いちおう Illustrator で縮図を描いて、図上で開閉シミュレーションをして寸法を決めました。たかがケースといえど大変なのヨ。
こんな感じです。背後には初号ケースの半分がまだあります。今日はここまで。またあした。