大学院の講義です。子どもたちに一人ひとあなずつ手でふさいでもらう、大きなリコーダー式の楽器を作るべく、いろいろ制作方法を試しています。
前回まで、塩ビ管に紙を接着剤で固めながら巻いた紙筒を使ってきました。穴も開けてみましたがなかなか難しい。そこで今日から、塩ビ管の配管部品を利用してみることにしました。
「チーズ」という、T字型に分岐するための部品を、指穴として用います。これだと、塩ビ管の直径に近い大きな穴が正確に開いており、また切り口も塩ビ管を差し込めるソケットになっていて平らなので、手や板で容易にふさぐことができそうです。厳密には穴ではなくてかなり「出っ張って」いるので、それが音高にどのぐらい影響するかが興味のあるところです。
今日はメンバーもあまり集まらないので、ちょっとだけ試してみました。リコーダー式のヘッドの「ふた」部分のねじが外れてしまっているので調子が悪く、あまりスムーズに音は出ませんが、ヘッドを修理し、穴の位置を調整すれば、なんとかいけそうな感じです。