2010/09/14の記録です。
今日はボディーの作成にとりかかります。開始は13:30。
ボディーはアントレの記事にほぼ倣いますが、若干設計変更しました。アントレの記事では小学生でもできるようにということで、ボディーの組立ては板をただ貼りあわせる「いもつぎ」方式ですが、ボディーは風箱も兼ねていて密閉性が必要なのと、トリマーなどの工具もあることから、できるだけ溝に差し込むような組み手を作って、密閉性と堅牢性を確保することにしました。
すでに作ってきたパイプの載るカンツェレの掘られた板ですが、これは寸法きっちりに切ってしまっていますから、差し込み式にはできません。その上直角にすこし狂いがあって形がゆがんでいます。そこで左右と後ろ側の3方は、ボディー側に5mm厚の「桟」を接着して、その上に載せるようにします。手前側は困りましたねえ。(実際、後に手前側から空気漏れを起こします)
昨日ホーマックで仕入れてきた、15mm厚の松集成材をボディーに使います。まず、自動カンナ盤で厚さを12mmにします。この部屋は中学校技術科の木工設備を備えていますが、教育用とはいえ大型機械、便利です。
昇降丸ノコ盤で大まかに形を切り出し、残った部分は手ノコで切り落とします。
ボディー側面に幅12mmの溝をトリマーで掘ります。そこに背板や底板がすっぽりはまります。いわゆる大入れ継ぎです。この作業用にジグを作って使っています。
溝を掘り終わったところです。すごい粉塵でした。細部はノミで整えます。特に角はトリマーを使うと丸く掘られるので、ノミで四角くしないと板がはまりません。
背板に吸気用の大きな丸穴と、吹き込み用の小さな丸穴をあけてあります。これはホールソーと、自由キリを使ってあけました。自由キリもおっかない道具です。
さて、私の設計では左右の側板が後ろ側に数mm出っ張ります。アントレの図などを見て、これでもいいのかな~と思ったのですが、あとでふいごを取り付けるときにこの出っ張りが邪魔になり、余計な工程を必要としてしまいます。もし次回があるならここは工夫のしどころです。(12月記載)
ボディーを仮組みしてみました。一気に出来上がってきた気分です。テンションあがります。
横に寝かせて、カンツェレ3枚板を予定の位置に仮置きし、パイプを2本置いてみました。
風箱と、パレットの様子が見えるアングルだと、こんな様子です。
かなり、近づいてきました…。時刻は19:00すぎ、今日はここまで。