2011/02/12の記録です。
昨日貼付けた鍵盤の化粧板と、シャープキーの建て増し部分を加工します。まず、シャープキーの奏者側になる部分は通常少し切り落とされて角度がついているので、それを作ります。
ラジアルアーム丸ノコ盤を傾けて使おうと画策。別な同様の材で一回練習です。
うまく行きそうだったので本番。このようになりました。
シャープキーも建て増し部分を土台に貼付けます。これも切り落とし分の隙間を空けて並べます。
シャープキーの接着剤が固まる間に、ナチュラルキーを並べてみます。
こんな感じです。おお似てきた。
キーの支点部分を押さえる部材を作りました。トリマーで面取りしてあります。仮乗せしたところ。
シャープキーを切り離しました。始めはラジアルアーム丸ノコで。だんだん材料が小さくなってオソロシくなったので、最後の 2 つを切り離すときは手ノコで切りました。
シャープキーもセットして、押さえも乗せてみました。お〜〜似てきた似てきた。鍵盤みたい〜。って鍵盤です。でもシャープキーの幅が明らかにばらついていたりする(^^;)。
鍵盤押さえの裏側に、2mm厚のフェルトを接着します。
こんな感じになります。
ガイドピンを植えている部材の、鍵盤が押されたときにぶつかる部分に、革を細く切って接着します。これらはカタカタいわないようにするための対策です。
鍵盤押さえをねじ止めし、パイプをセットしました。パイプを固定する部分がまだですが、これで形を作る工程はほぼ終了です。コーフンです。ふがっ。
さて、試奏してみました。まあ、鳴ります。鳴りますが、以下の点で大いに不満です。
1. 全体的に風の消費量が多く、かなり力を入れてふいごを押さないと充分に鳴らない。またそのため、頻繁にブレスを必要とする。
2. 主に低音部で、鳴りの悪いパイプが数本。
3. ふいごの空気漏れも疑われる。
ここからが、ジミで根気のいる「調整・整音」となるのですね。ここから先のねばりが、楽器としての性能を左右するように思われます。
が、今日は疲れたので、これでおしまい。はたして3月末のオルガン会に間に合うか?!。