今日は「パイプオルガンワールド」の展示のひとつ、長い VU40 パイプ音階セットの風箱に直接とりつける、鍵盤の制作を学生たちと進めました。
横長の大きな風箱に直接取り付けることから、鍵盤の間隔も広くなります。今回は古いオルガンの「こぶしで叩いて演奏した」といわれる鍵盤の様子を参考に、大きめの鍵盤を作ることにしました。あらかじめ切り出しておいた、鍵盤一つ分の木材に、形を切り出すためのけがきをしています。
糸のこで形を切り出します。今回は四角から四隅を切り落とした、八角形の鍵盤としました。
形を切り出したら、切り口をサンドペーパーで軽く整えます。
支点ピンを通す穴をボール盤であけます。
鍵盤の支点付近を覆って押さえる板を取り付けるための垂直板を接着し、次に鍵盤が当たって止まる横木を接着します。
横木の鍵盤が直接当たる部分には、消音のため革を貼ってクッションにします。
平行して単音ウインドチェストにも同様の加工をしました。同じサイズに作ってあるので同じ鍵盤が使えます。
多人数で作業すると進行が早いです。